
お友達と楽しくパーティーで沢山のワインを開けたけど、気付いたら飲み残しが沢山~これ一体どうしたら良いの? とか初めて買ったワイン、う~ん何だか違うなぁ、でも捨てるのは嫌だし・・・と困ったことありませんか?
そこでこの記事では、残ってしまったワインを美味しく!あるいはまるで別物に上手に活用する方法を解説していきます。
是非、お試いただきたいアイデアが沢山ありますので、最後までお読みいただけたらうれしいです。
赤・白ワインの活用法
これからご紹介するのは、赤・白ワインのいずれにも使える簡単な方法ですので、余ってしまったワインをどうしたら良いの?とお悩みの方は是非ご活用くださいね。またこんなことにも使えるよと言うアイデアがある方は、是非あなたのアイデアもお寄せいただけたら嬉しいです。
- 塩
- サングリア
- ワインビネガー
- 調味料(隠し味)
- デザート
- ホットワイン(クリスマスに飲むグリューワイン)
- ワイン風呂
塩に活用
ワインが塩になるの?と思われたかと思いますが、これは塩とワインを煮込むことで塩にワインの風味と色がつく手法で、いろいろなお料理やトッピングとして活用できるのでとてもお勧めです。
【材料】
- ワイン(赤・白いずれでもOK):100ml
- 塩:50g
【作り方】
- ワインをフライパンに入れてひと煮立ちさせます
- 塩を加え、ごく弱火で時々へらでかき混ぜながら水分が蒸発し、塩がさらさらになったら出来上がりです
☆お好みでドライハーブを少量加えていただいてもまた味わい深いワインソルトになりますので、お料理に合わせて使い分けでみてくださいね。
サングリア
サングリアはフルーツの香りで飲みやすく、とても人気の高いワインカクテルですので、お好みをフルーツを入れて香りと味をお楽しみください
基本の材料はワイン1本750mlで表示していますので、残ったワインに合わせて材料を調節してくださいね。 なお、フルーツはあくまでも参考としてその時に手に入る身近なフルーツお使いいただければと思います。 使うフルーツによって、全く違う味のサングリアができますので、是非お愉しみください。
【材料】―赤ワインサングリア―
- 赤ワイン1本
- オレンジ1個
- りんご1個
- グレープフルーツ1個(なくても可)
- いちご1/2パック(なくても可)
- シナモンスティック1本
- スターアニス2個(なくても可)
- 砂糖50g
- はちみつ大匙1(甘みが足りない時)
【作り方】
- フルーツの表面を塩で良く洗う(農薬を排除するため)
- フルーツを皮ごと適当な大きさに切る(種はできるだけ除きます)
- 赤ワインにお砂糖を入れ溶かしておきます
- 味見をして糖分が必要だと感じたらはちみつを加えます
- 容器に全ての材料を入れて完成
- 冷蔵庫で1日~一日半程度寝かせてください
【材料】―白ワインサングリア―
- 白ワイン1本
- パイナップル(1/4個)
- グレープフルーツ1個
- りんご1個
- 桃(缶詰でOK)
- ライム1個
- レモン1個
- ミント
- 砂糖50g
- はちみつ大匙1(甘みが足りない時)
【作り方】
- フルーツの表面を塩で良く洗う(農薬を排除するため)
- フルーツを皮ごと適当な大きさに切る(種はできるだけ除きます)
- 白ワインにお砂糖を入れ溶かしておきます
- 味見をして糖分が必要だと感じたらはちみつを加えます
- 容器に全ての材料を入れて完成
- 冷蔵庫で1日~一日半程度寝かせてください
【注意点】
お砂糖は少しづつ様子を見ながら、あなたのお好みの甘さに調節してくださいね。またはちみつは甘さにコクを足したい時にお使いください。ただひ、ハチミツだけを利用したり、沢山使いすぎるとワイン自体の香りを損なう場合があります。
ワインビネガー
ワインビネガーは、ワイン自体が酢酸菌を発生する方法と既に酢酸菌を持つビネガーに合わせて作る2つの方法があります。いずれの場合も気長に待つ必要がありますので、その点だけはご留意くださいね。
【材料】―ワインのみで作る方法―
- 赤・白ワイン(酸化防止剤のすくないもの:酢酸菌が発生しやすい)
- 広口の瓶
- 蓋をする為の通気性の良い紙(空気に触れることで酢酸菌が発生しますが、虫の侵入を防ぐために蓋が必要です)
【作り方】
- ワインを広口瓶の7分目程度注ぐ
- 通気性の良い紙で蓋をする
- 数ヶ月後に酢酸菌の膜がはり、約6ヶ月~2年程度の時間をかけゆっくりとお酢になります。
【材料】-市販の酢酸菌の生きた酢を使う場合―
- 赤・白ワイン(酸化防止剤のすくないもの:酢酸菌が発生しやすい)
- 酢酸菌の生きた生酢(自然食品店で加熱殺菌していない酢を購入してください)
- 広口の瓶
- 蓋をする為の通気性の良い紙(空気に触れることで酢酸菌が発生しますが、虫の侵入を防ぐために蓋が必要です)
【作り方】
- ワインを広口瓶の半分程度注ぐ
- 生酢を1のワインに7分目程度になるまで加える
- 通気性の良い紙で蓋をする
- 数ヶ月後に酢酸菌の膜がはり、約6ヶ月~2年程度の時間をかけゆっくりとお酢になります。
【注意事項】
- 蓋を開けて塗料のようなにおいがしたらまだお酢にはなっていませんので、お待ちください
- 必要な分を使った後、新しいワインを注いで酢になるのを待ちます
- 熟成(発酵)期間や香り・色合いはお使いになるワインによって異なりますので、期間はある程度の目安としてください
- 瓶は揺らさずに冷蔵庫での保菅は寒すぎて発酵がすすみませんので、室温15℃~25℃が良いと言われています。
- 初心者の方は、広口瓶(発酵の様子が分かるので)と通気性の良い紙(ワインを空気に触れさせるためと虫の侵入を防ぐため)を必ずご用意ください。
調味料(隠し味)
私が良く使うのは、ビーフシチュー、カレー、野菜のマリネなどの隠し味として少々使います。ですが、お子さんもいらっしゃるご家庭ではワインに含まれるアルコールが心配ですよね。そこで一度ワインを煮詰めてアルコールを飛ばす方法をご紹介したいと思います。
【材料】
- 赤・白ワイン
【作り方】
- お鍋にワインを入れ、約1/3程度まで煮詰めます(これでアルコールはなくなります)
- いつでも使える様に製氷皿に1の煮詰めたワインを入れ冷凍保存をします
製氷皿は取り出しやすいシリコン製の物がおススメです。また長期保存する場合は、製氷皿からジップロックなどに入れておくとより長く保存が可能です。
デザート
ワインと使ったデザートは数えきれないほどのレシピがありますので、是非そちらを参考にしていただきたいのですが、元会社の同僚(スペイン人)のお家で面白い「スパニッシュトースト」をごちそうになりましたので、そちらをご紹介したいと思います。これ思った以上に美味しいのでおススメです。
スペイン人は、コカ・コーラと赤ワインと1:1の割合で合わせて飲んだり、なんだか全く異次元の発想に驚きますが、これもまた文化の違いと楽しんでいます。
【材料】
- ちょっと固くなったパン1斤(イギリスパンでもフレンチバケットなど)
- 牛乳1L
- 卵3個
- 砂糖200g
- シナモン(お好みの量)
- オリーブ油
【作り方】
- 2~3日経過して固くなったパン(バケットなど)を2cm程度の厚さに切ってパットなどに敷き詰める
- お鍋に牛乳・砂糖・シナモン(シナモンはココで入れなくてもOK)を入れて火にかける(沸騰させないこと)
- 2で温めた牛乳を1のパンの上にかけ、パン全体に牛乳が浸み込むのを待ちます(約10分程度)
- ボウルに卵を割り入れ、溶きます
- 牛乳に浸したパンを4の溶き卵にくぐらせます
- フライパンにオリーブオイルをひき、5のパンを焼きます
- お好みでシロップやシナモンをかけます又は
- 焼きあがったパンを赤ワインに浸しながらたべます
ホットワイン(グリューワイン)
ヨーロッパに暮らして初めてこのホットワイン(グリューワイン)を飲んだ時の事は、今でもしっかりと覚えています。クリスマスマーケットに行くと、それぞれ出店しているお店で味も異なりますので、毎回どんなホットワインと出会うか楽しみにクリスマスマーケット巡りをしています。またこの時に使うカップは、持ち帰る事も出来ます。最初にカップの代金とワインの代金を支払い、このカップはかわいくないから欲しくない~と思ったらホットワインを購入したブースへもっていくと、カップ代を返金してくれるシステムになっています。
この記事では、ドイツのホットワイン(グリューワイン)の作り方を解説していきたいと思います。
【材料】―赤ワインのホットワイン―
- 赤ワイン1本
- 砂糖1/2カップ
- シナモンスティック2本
- オレンジ1個(スライス)
- クローブ数個
- オールスパイス5~7個
- スターアニス1~2個
- オレンジジュース1カップ(お水でも代用可能)
- ブランディー~1/4カップ(あれば)
【作り方】
- お鍋にワインを注ぎます
- お砂糖を加えます
- ごく弱火でゆっくりとお砂糖を溶かします
- オレンジをスライスし、クローブをオレンジに刺し、お鍋にいれます
- シナモンスティック、スターアニス、オールスパイスなども加えます
- オレンジジュースを注ぎ、最後にブランディ―(オプション)を注ぎます
- 弱火で約30分ほど煮込みながら、時々やさしくゆっくりと混ぜていきます
- 味見をして、甘さが足りないと思ったらハチミツまたはお砂糖を足します
【材料】―白ワインのホットワイン―
- 白ワイン1本
- オレンジジュース1カップ
- オレンジリカー1/2カップ
- レモン1個(スライス)
- オレンジ1個(スライス)
- シナモンスティック3本
- スターアニス2-3個
- オールスパイス5-7個
- 砂糖お好み
【作り方】
- お鍋に白ワインを注ぎます
- オレンジジュース・オレンジリカーを加え、スライスオレンジとレモンも加えます
- ごく弱火にかけ、全てのスパイスを加えます
- 弱火で約15分程度煮込みます
- 味見をしてお好みでお砂糖を加えます
【注意】
ご利用になるワインによって、甘さも異なりますので、砂糖の量はお好みで加減してください。
絶対にワインを沸騰させないこと!
ホットワイン(グリューワイン)用のスパイスが別途販売されていますが、やはり自分の好みでスパイスの量を加減しながら、あなたご自身のお好みにあったホットワインを作る方事をおススメします。
スパイスの画像を以下に掲載しておきますので、お買い物の際に是非参考になさってくださいね。
スパイス名 | 参考画像 |
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シナモンスティック | ![]() |
クローブ | ![]() |
オールスパイス | ![]() |
スターアニス | ![]() |
ワイン風呂
自宅でワイン風呂ができるの?と思われた方多いかと思います。ワインの香りに包まれて、ゆったりと湯舟につかることで美容効果も抜群なワイン風呂について、解説していきますね。
ワインに含まれる成分は、お肌を引き締めたり、潤いを与えたり、角質ケアをしてくれたりと女子力を高める美容効果抜群なのが、とても嬉しいですね。
【作り方】
- 浴槽にお湯をはり、残ったワイン100ml程度を入れるだけ
【注意点】
- 温度が高いお湯の場合、アルコール成分で酔ってしまう場合がありますので、低めの温度に設定しましょう(~38度程度)
- お子さん、妊婦さんはワイン風呂は控えたましょう
- 入浴後は、ワインの入ったお湯はすぐに抜いて洗い流しておきましょう
赤・白ワイン共に期待できる効果は異なりますので、お好きなワインを使ってみてくださいね。また両方とも同時に使用する事も可能ですよ。
残ったワインの上手な活用法のまとめ
残ったワインもこんなにも活用方法がある事に驚かれたのではないでしょうか? 実はもっと他にもたくさんあるのだと思います。時々、好みのワインでないもに出会ってしまう時もありますよね。そんな時は、お料理の隠し味や、デザートなどにお使いになってみてください。あなたのワイン活用法も是非お知らせくださいね。お待ちしています。